成長期の子供に野菜を!国産野菜VS輸入野菜、栄養価が高く、安全なのは?

国産野菜と輸入野菜。スーパーマーケットに行くと、どちらも並んでいますよね。なんとなく国産野菜のほうが「安全・美味しい」というイメージがありますが、価格を比べるとやはり、国産野菜はやや割高。どちらを買うか、迷う人も多いのではないでしょうか?

成長期の子供に食べさせるには、栄養面も気になるところ。「国産野菜と輸入野菜、栄養価に違いはあるの?」「あるならどれぐらい違う?そもそも、輸入野菜は安全?」など、両者の栄養価の違いや安全性についてリサーチしました。

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ショウガやニンニクも!年々増加しつつある「輸入野菜」

流通手段や冷蔵設備の進歩によって、輸入野菜の種類と量は年々増え続けています。財務省のデータによれば、平成25年度には854,057トンの生鮮野菜が輸入されました。生鮮野菜のうち、特に輸入量の多いのはタマネギ、カボチャ、ブロッコリーなど。最近では、ショウガやニンニク、レンコンなどの輸入も増えているようです。

冷凍野菜や塩蔵野菜などの「野菜加工品」の輸入量は、1,829,006トン。生鮮野菜より1ケタ多い輸入量がありますね。毎年変動はありますが、基本的に右肩上がりで輸入量は増えています。今後も、この傾向は続くと考えていいでしょう。

※財務省の「貿易統計」をもとに、農畜産業振興機構が公表した数値より。

国産野菜と輸入野菜、栄養価はどれぐらい違う?

国産野菜と輸入野菜、栄養価が高いのはどちらでしょうか?

野菜の品質は、輸入品と国産品を問わず、産地や天候、収穫時期などによって変動します。どちらの栄養価が高いかは、実は一概にはいえません。

ただし、はるばる国外から、時間をかけて運ばれてくる輸入野菜は、出荷時よりも栄養価は下がる傾向にあります。なぜなら、野菜は収穫後も呼吸して、糖やアミノ酸、ビタミン類を消費するため。特にビタミン類は性質上、減りやすい栄養素といえます。

とはいえ、流通事情はずいぶん変わりました。昔は、海外の野菜が国内市場に届くまで、約20日間かかったこともあったそう。現在では飛行機を利用すれば、わずか数日で国内市場に野菜が届くようになりました。

もしかすると、“複雑な流通経路を経て、長い時間をかけて市場に届いた国産野菜”よりも、“収穫後ただちに出荷され、航空便で国内に届き、すみやかに売場に並んだ輸入野菜”のほうが、栄養価が高い場合もありえるかもしれませんね。

さらに国産野菜は、土壌の変化によって昔より栄養価が下がっていることも。必要に応じて、サプリメントで栄養を補うと安心ですね。

輸入野菜の農薬使用は?安全性は?

輸入野菜といえば、しばしば話題に上がるのが「安全性」の問題です。国産野菜よりも手ごろな価格で販売されることが多い輸入野菜。ところが、「輸入野菜は農薬が気になる」という理由で、買い控える方も多いのでは?

輸入野菜の安全性の問題がクローズアップされたのは、2002年のこと。中国から輸入された冷凍ほうれん草・枝豆などから基準値以上の残留農薬が検出され、問題に。日本政府は国内での検査を徹底すると共に、中国政府に対して原因調査を要請しました。

その後も日本では、「中国野菜は危ない」などの報道が激化。買い控えが起こり、ついには輸入が止まる事態まで進みました。

たしかに、基準値を超える残留農薬というのは問題外。ただし、国産野菜であれば農薬の心配がないかといえば、あいにくそうとも言い切れません。あまり知られていませんが、日本の農薬使用量はなんと世界2位。34 か国の先進国が加盟する国際機関・OECD(経済協力開発機構)諸国との平均使用量の差は歴然です。

・日本・・・・・・・・・・・・・1.16トン/平方キロメートル
・OECD諸国・・・・・・・・・0.07トン/平方キロメートル

日本はOECD諸国と比べて、約17倍も多量に使用。世界1位の韓国と並んで、使用量は群を抜いています。

※2010年のOECD(経済協力開発機構)の調査より。

もちろん日本国内にも、農薬使用を控えるように励む農家もあります。ですが、世界的な基準からいえば、日本における農薬使用量はかなり多い状態。“農薬大国”とも言えるでしょう。国産野菜だからといって、安全とは言い切れません。国産・輸入に関係なく、野菜は調理の際にはしっかり農薬を洗い落とす習慣をつけたほうが良さそうですね。

日本向け輸入野菜を作る、諸外国の取り組み

最後に、諸外国における「野菜作りの工夫」に目を向けてみましょう。

かつてNHKの番組で、日本人の好みに合った味や品質の野菜を作るために奮闘する、諸外国の取り組みが紹介されたことがありました。どのような工夫や努力が行われているのでしょうか?いつくかピックアップして、紹介しましょう。

たとえば、広大な畑が広がるアメリカ・カリフォルニア州では、日本に輸出するためのレタスが栽培されているそうです。日本向けということでこだわったのは、“日本のレタスに似た形や味”。歯ごたえまでも、日本のレタスを意識したそうです。

ブロッコリーも日本向けに作っており、日本の市場で受け入れられやすいように、同じ大きさのものだけを選んで出荷しているそうですよ。

韓国は、中国やアメリカに次いで、たくさんの野菜を日本に輸出しているそうです。紹介されていたのは、ミニトマトに関する取り組み。ハウスの温度調節などに注意して、甘みの強い、日本人好みのトマトづくりに挑戦しているのだとか。長時間の輸送で傷まないように、皮のかたいトマトも開発したそうです。

一方、日本でも野菜の栄養素を高める取り組みが行われています。本来は微量にしか含まれない栄養素を栽培技術で高めた「機能性野菜」や、地場野菜の特長を生かすことで、結果的に栄養価も高くなっている「伝統野菜」などは、その代表的な例といえるでしょう。
 
国産野菜と輸入野菜、栄養や流通の仕組みを知った上で、常に最新の技術やニュースをこまめに把握しておきたいものですね。

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