食べ盛りで買い物が大変!便利で安全性にもこだわった「野菜宅配」をレポート

食べ盛りの子供がいると、毎日の食事の買い物もひと苦労。特にタマネギやジャガイモ、ニンジンなどの根菜類をまとめ買いすると、かなりの重さに。「できるだけ手間を減らしたい!」と考える方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、自宅まで野菜を届けてくれる「野菜宅配」について調査。「成長期の子供にも合っているの?」「どのサービスを選べばいい?」「気になる安全性は?」など、野菜宅配を始めるための基礎知識をまとめました。

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成長期の子供にもいい?野菜宅配を利用するメリット

野菜宅配サービスとは、その名の通り、自宅まで野菜を届けてくれるサービスのこと。共働きが増えたことや、食の安全性を求める声が高まったことなども重なって、最近ではニーズが高まっていますよね。

買い物の手間が減らせて、便利な野菜宅配。成長期の子供にとって、どんな魅力があるのでしょうか?主なものを2つ見てみましょう。

>>1:出荷直後の、新鮮&栄養豊富な野菜が食べられる

成長期の子供には、新鮮で栄養豊富な野菜を食べさせたいもの。計画的に出荷される野菜宅配なら、新鮮な野菜を食べることができます。

野菜宅配は基本的に、自宅に届く日をあらかじめ指定して、配送してもらいます。宅配サービス業者側から見れば、「どの野菜を、いつ、どれだけ届ければいいか?」が分かるということ。宅配業者によっては、「ご注文頂いてから収穫」と打ち出しているところも。配送日に合わせて計画的に収穫・出荷するので、新鮮な野菜が届くのです。

新鮮な野菜には、栄養がたっぷり含まれています。成長期に身長が十分伸び、健康に育つには、さまざまな栄養素が必要。最近では、食生活の欧米化に伴って、ビタミンやミネラルの摂取が減っていることが指摘されています。新鮮な野菜からビタミンやミネラルが摂れるのは、ありがたいことですね。

ただし、すべての野菜をすぐ食べるわけではないので、日ごとに栄養価は下がっていきます。正しい方法で保存したり、加熱してから冷凍したりと、鮮度を保つ工夫は必要です。気になる場合は、ビタミンやミネラルを豊富に含むサプリメントを一緒に摂れば、安心ですね。

>>2:「無農薬」「放射性物質検査済み」などの安心野菜が届く

成長期の子供に食べさせるものは、安心にもこだわりたいものですね。野菜宅配では、「食の安全」に関する品質管理を徹底しているサービスが多数あります。たとえば、

・農薬や化学肥料は不使用
・土壌消毒を行わず、除草剤も不使用
・生産者や産地、生産方法の履歴を公開

など。各社それぞれに安全基準を設け、「安全・安心」をアピールしています。

また、2011年の東日本大震災による「福島第一原子力発電所」の事故以来、放射線が注目されていることを反映して、放射性物質の検査に関しては力を入れているようです。

放射性物質は食べ物にも混ざっており、体内に入ることで「内部被ばく」を引き起こします。「ただちに健康に大きな影響を及ぼす」ほどの量が混ざっていることはないと言われていますが、長期的な観点からは不明。継続して摂取することで、健康に影響が出る可能性は否定できません。

品質管理については、どの業者もホームページなどで詳しく伝えています。野菜宅配を始めるときには、いろいろ見比べてみるといいですね。

どのサービスを選べばいい?代表的な3つのサービスを紹介

野菜宅配を行っているサービスは、たくさんあります。今回は、特に有名なものを3つピックアップ。成長期の子供がいるなら意識したい、「放射性物質の検査体制」に焦点を当てて、紹介します。

>>1:おいしっくす

「おいしっくす」は、「つくった人が自分の子供に安心して食べさせることのできる食品」をコンセプトに、安全・安心な野菜を届けています。野菜宅配を利用したことがない人でも、一度は聞いたことがある有名な宅配サービスの一つでしょう。

放射性物質の検査に関しては、流通前に全アイテムを検査。「ガンマ線スペクトル装置」に加えて、2013年には、農水省などが指定する検査機関が使用している高精度精密分析装置「ゲルマニウム半導体検出器」も導入。ベビー&キッズ商品に関しては、より高度な検査を実施して、「放射性ヨウ素及び放射性セシウムが不検出」の商品のみを扱っているそうです。

>>2:らでぃっしゅぼーや

「らでぃっしゅぼーや」も、有機・低農薬野菜のトップブランドとして有名ですね。設立当初から「生産者との強いパートナーシップ」を重視して、契約した生産者とは必ず会うそうです。

放射性物質の検査は、国が定めた基準値とは別に、さらに下回る自主規制値を設定。より高いレベルでの検査を目指しています。

分析は、全国の3機関と契約を結び、サンプル到着から通常3日以内の分析体制を完備。出荷前には、「ゲルマニウム半導体検出器」による検査を実施した上で、入荷後には「ベクレルモニター」を使って再検査。念入りに調べた上で、届けているそうです。

>>3:大地を守る会

「大地を守る会」は、「農薬の危険性を100万回叫ぶよりも、1本の無農薬の大根を作り、運び、食べることから始めよう」がスローガンの、1975年創業の老舗です。

放射性物質の検査にも熱心に取り組んでいて、国が定めた基準値よりも大幅に低い値で、食品中の放射性物質に対する「自主基準」を設定。「子どもたちへの安心野菜セット」は、高精度検査機器「NaI(TI)ガンマ線スペクトロメータ」を使い、検出限界値およそ10ベクレル/kg以下を確認しています。

成長期は、口にするものから栄養を摂り込み、身体をつくっていく時期。野菜をはじめとした食べ物はもちろんのこと、栄養サポートのために活用するサプリメントも、放射性物質に汚染されていないものを選びたいものですね。

まずは、お得なお試しセットを利用してみては?

代表的な3つのサービスを紹介しましたが、他にも多くのサービスがあります。必要に応じて調べ、ご家庭の状況やニーズに合うものを選びましょう。

ほとんどのサービスには、初回限定のお得なお試しセットが用意されています。まずはお試しセットを利用して、味やボリュームなどを確かめるのがよさそうです。

なお、成長期の子供にとってメリットの多い野菜宅配ですが、気を付けたいことがあります。それは、「しっかり管理しないと、野菜が溜まっていく」こと。届く日を忘れていると、ついスーパーマーケットで買い物をしてしまって、重複してしまう可能性もあります。時間が経てば、せっかくの栄養価も下がってしまいます。

野菜を新鮮なうちに使い切るには、「届いた野菜の顔ぶれを見て、数日分の献立を先に考えてしまう」というのもポイントです。せっかく届いた、安全・安心で美味しい野菜。子供の成長をサポートできるよう、栄養バランスのとれた「昔ながらの和食」を心がけましょう。

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